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RCカーをもっと楽しく遊んでもらうためのページです。
RCカーをはじめよう!
FIRST STAGE
RCカーの種類
RCとはラジオコントロールのことです。漢字で書けば無線遠隔制御 というところでしょうか。昔は高価なものでしたが、
今ではかなり安く なっています。とくに子供用の完成品(トイラジコン)は、フルセットで 3,000円位からあります。
しかし大人のホビーとなると自分で組み 立てるタイプのものが良いでしょう。
ここで車のRCについて分類 してみましょう。カーラジコンは、まず舗装 されたところで走らせる オンロードタイプ と、
土の上を走らせる オフ ロードタイプ に分けられます。 次に走行のための原動力がエンジンかモーター かの選択をします。
どれを選ぶか選択は自由ですが、最初はオンロード用の電動RCカーが入りやすいでしょう。車種も身近な車からレーシング
カーまで豊富にあります。それと、なんといっても油汚れや泥まみれにならずメンテナンスが楽です。電動カーのキットは1万円
〜2万円くらいです。車が決まったらプロポ(送受信機セット)です。電動カー用のプロポはアンプ(スピードコントローラー)が
セットされて いますが、このアンプは走行性能に大きな影響力を持っています。価格との関係で、どのあたりで折り合いをつける
か考慮するところで す。価格にも大きな幅(1万6千円〜)があるのでお店の方と相談するとよいでしょう。
車とプロポが決まればあとはバッテリーです。バッテリーとは単Uのニカド電池を6本パック
にしたものです。(最近はニカド以外の物がたくさんあります)
容量によって値段の違いがありますが充電器とセットで4〜6、000円です。
これで全部(塗料などを除く)そろったわけですが、RCは作るのも楽しみのうちですから、
カラーリング(ボディーの塗装)などを家族と相談しながら作 れば いいHOBBY となるでしょう。
2nd STAGE
組立て方と初期練習
まず、RCを組立てる前に周りを見渡して下さい。小さなパーツを使用しますから風に飛ばされないように、そして万一落としても
見つけ安いように、足もとを整理しておくといいでしょう。最初の作業は説明書を読むことです。表紙から最後のページまで、よく
読んでみて下さい。もし、よくわからない所があってもとにかく最後まで読んでみて下さい。繰り返し読むと最初理解出来なかった
ことも次第に分かってきます。さて、いよいよ組み立て作業です。注意するポイントは
@指定された順番どうりに進めること。
Aビスなどは、左側欄外の原寸図と照らし合わせて、サイズ間違いをしないように。(タミヤ)
Bパーツには表裏・左右がある場合もあります。
Cビスは根もとまでしっかり締めること。またそれ以上締めないこと。
以上のような点を注意しながら、急がずに楽しみながら作業を進めて下さい。プラパーツのバリをきれいに取ったり、グリスを丁寧に
塗ることが、マシンの完成度をより高めます。
★タミヤのRCキットでパーツが不足していることはほとんどありません。もしパーツが無いと思ったら、間違えて使っていないか一度
調べて下さい。
マシンが出来上がったら走行チェックです。広くて安全な場所で行って下さい。最初に送信機のスイッチをオンにします。それから
受信機(マシン側)のスイッチをオンにします。(これが逆になると暴走する危険性があります。オフにする場合はマシン側からです。)
この状態は「停止」です。これから送信機のトリガーをゆっくりと引いて下さい。マシンが「前進」をします。 約10メートルほど前進した
ところで、左右のブレを見ます。少しなら送信機で、多めならタイロットで調整して下さい。なお、トリガーを押せば「後退」です。
前後の調整は少しなら送信機、多めならアンプで行います。これでいよいよ走行です。最初は広いところで自由に、思うがままに
走らせて下さい。左右の判断がちょっと難しい、と思うかもしれませんが、これは慣れるしかありません。
[操縦者]
慣れてきたら楕円形の走行練習をしてみましょう。二カ所の目標点を決め中間に立って操縦します。次は 逆回り、そして8の字、それの
逆回りと進んでいきます。
3rd STAGE
基本走行
RCカーを自由にコントロールするということは楽しいことですが、ただ気の向くままに走らせているのでは、やがて飽きて
しまいます。やはり制限されたところを可能な限り早く走り抜ける、つまりコース上を走行するほうが、より難しく・より奥深く・
より楽しいわけです。近くにRCサーキットがあればぜひ1度トライしてください。
駐車場などのように広いところで走行する場合は、ポイントとなるところにマークを置いて、コースに見立てればいいでしょう。
この時マークする場所を決めておいて、毎回同じコースを作れば、ラップタイムの向上を知ることが出来て一層の励みとなります。
では基本的な走り方ですが、コースを良く見るとストレートとカーブ(コーナー)の組合せで出来ている事がわかります。特に
カーブがたくさんありますから、カーブの走り方を知っておくと有利です。カーブを走行する時の基本は二つあり、そのひとつが
「スローイン・ファーストアウト」です。つまり手前で減速して加速をしながらコーナーを抜けていく方法です。
左図で説明すると、ヘアピンカーブ抜けようとする車がA点から進入し、
S区間で減速(ブレーキング)し、X点あたりから加速をしながら抜けて
いきます。もうひとつは「アウト・イン・アウト」です。左図のとうりA点で
アウト側から進入し、X点ではイン側、そしてB点ではアウト側に
走行ラインをとります。ラップタイムを向上するには、この二つの基本は
どうしてもマスターしなければなりません。
4th STAGE
基本走行の理由
なぜ「スローイン・ファーストアウト」なのか?A点からB点までもっとも早く到達したいとき、問題はX点です。
X点は急なコーナリングとなるため限界速度、つまりこれ
以上のスピードでは回れないと言う限度があります。そこで
高速で進入してきたマシンを急減速しなければなりません。
減速はX点に近いほどタイムロスは少ないが、ステアリング
を切りながらのフルブレーキングは、マシンのコントロール
を失います。その為に直進の最後のS区間で減速をし、
路面をしっかりホールドしながらX点を通過、素早く加速しながらB点に向かいます。
むだがなくて安定度の高いこの方法が「スローイン・ファーストアウト」です。
もうひとつの「アウト・イン・アウト」の理由は、最短距離の
X点(イン)を通過するとき、その前後をアウト側にとること
によって実際よりも大きなR(半径)のコーナーに置き換え
ることが出来ます。Rは大きいほど限界速度が高くなり、
減速によるタイムロスを防ぐことが可能になります。
この二つの基本を守りながら、コースを周回する練習が
大切です。しかし実際には、コースはコーナーの連続ですから、A点・B点は前後のコーナーとの関係で イン側に
ズレる場合があります。またX点も前後に移動する事もあります。つまりコースの状況とマシンのパワーやセッティング
などにより変動します。いずれにしてもコース全体を見ながら理想のラインを頭の中で描き、そのラインどうり走行する練習を
重ねることが大切です。
5th STAGE
チューンナップ
|
速く走るためには、(電動カーの場合)
Tパワーを上げる。
@高性能モーターに交換する。 BZモーター・GTチューンモーターなど
Aハイパワーバッテリーを使用する。 電圧とアンペアの大きいものほどパワーがある
B高性能アンプを使用。 各メーカーから小型軽量で強力なタイプが出ている
Cモーターのメンテナンス。 ローターとブラシはこまめに手入れをする
Dバッテリーのコンディション。 充分な充電と、放電
E通電性。 モーターコードを太く、コネクターの汚れに注意
Fモーターの冷却。 加熱によるパワーダウンを防ぐ
U抵抗をなくす。
@軸受けにはベアリングを使用する。 ベアリングも時々洗浄する
Aギヤーなど摩擦部分にはグリスを。 ユニバーサルシャフトの使用も
B空気抵抗を少なく。 ボディーの形状で最高速が変わる
C差動効果。 デフ、トルクスプリッター、フロントワンウェイユニットなど
以上のような方法でマシンのスピードアップは可能になります。そして、それぞれ純正のパーツ(OP=オプションパーツ)が
用意されています。ただしパワーを上げる・抵抗をなくすの両方が、調和の取れた状態でステップアップしていくことが大切です。
モーターだけを高性能にしてもマシンをこわすだけです。
☆軽量化もスピードアップになりますが、セッティングの段階で総合的に、強度なども考慮しながら判断することを進めます。
6th STAGE
セッティング
ドライビングのテクニックを身につけて、チューンナップも完璧。でもサーキットへ行って みたらうまく走れない、と言うことが良くあります。
たとえばコーナーですぐにスピンをしてしまう、あるいは曲がりきれない。ストレートでスピードが頭打ちになる、まっすぐ走れない などです。
これらはセッティングのミスマッチが原因です。そこでもっと走りやすいマシンに仕上げてやる必要があります。つまりセッティングとは、
マシンをそのコース条件に合った状態に、選択と調整をすることです。 コース条件は、路面のグリップ・ストレートの長さ・ ヘアピンカーブの
R(半径)などを考慮します。
セッティングポイントは、
などがあります。これらは重力・遠心力・風圧・摩擦などをコントロールし、ステアリング性能を向上させる手段といえるでしょう。
そしてタイヤがしっかりと路面をホールドできれば、パワーロスは防げるし、コーナーでの限界速度も高くなります。また操縦性もよく
なり ラインを外さずに走行することも難しいことでは なくなります。@からGまではそのための作業です。
一般的には、足まわり(タイヤ、ダンパーなど)はソフトにするほどグリップは増すといわれます。 しかしソフト過ぎると重心の移動が大きくなります。
その結果腰砕け状態になり、非常に走りにくいマシンになってしまいますから要注意です。
レースに積極的なラジコンショップには、RCレーシングチームがあります。そのメンバーに加えてもらえば、たくさんのセッティングノウハウを
得ることが出来ます。そしてサーキットの走行時には相互にアシスタントを務めたり、レースに出場したりと楽しさも一段と膨らみます。
耐久レースはチームワークがレースの結果に直結するので、耐久レースのピット作業は真剣そのもの
それだけに様々な貴重な経験を積む事が できます。
これは何事にも変え難い財産ですから、特におすすめの方法です。もう一つ、セッティングノートを作ることをおすすめします。
サーキット走行をしたらその日の気象条件、セッティング状況と結果などをデータとして保存しておきます。そうすればどこを調整
すると、どう変化するのかが良くわかるでしょう。そしていざと言う時に役立ちます。いずれにしてもRCで一番奥深いのがこの
セッティングといえるでしょう。
7th STAGE
レースに出て見よう
さて、チューンナップとセッティングが出来たらあとは腕試し、そうレースに出てみると良いでしょう。駐車場で練習していた人が
初めてサーキットへ走行しに行ったとき、ちょっと抵抗があったと思いますが、それを乗り越えてサーキット走行を果たし、今では
爽快感を自分のものにしていることと思います。同じように、今度も壁を乗り越えてください。きっとRCカーの本当の楽しさが得られ
ることと思います。RCカーの究極の楽しみ方はレースに参加することです。
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レースの種類としては
タミヤ
@タミヤ・グランプリ 電動カーのレースです。
Aタミヤ・F1グランプリ 電動カーのレースです。
Bタミヤ・オンロード耐久選手権 電動カーの耐久レースです。
Cバギーチャレンジ 電動カーのレースです。
Dその他 オフロードカーやトレーラーなど、etc.
エポック
@FutabaエポックGP 電動カーとエンジンカーのレースです。(後援=双葉電子工業株式会社)
Aタミヤ チャレンジカップ 電動カーとエンジンカーのレースです。
BERCmeeting 電動カーとエンジンカーの気軽なレースです。
CRCカーフェスティバル 電動カーとエンジンカーの耐久レースです。(後援=OS小川精機株式会社)
などが有ります。そして各レースにはフレッシュマン(新人)クラスがあり、同じレベルの人どうしで戦います。参加申込み
用紙は小売店の店頭でもらうことが出来ます。その時レース規定や参加するクラスについて相談に乗ってもらうと良いでしょう。
改造の範囲や使用可能なパーツ、準備しておきたい事など大切なポイントは抑えておきましょう。しかし、タミヤのレースは誰でも
気軽に参加できるレースで心配することはありません。当店でもタミヤとほとんど同じレース規定でFutabaエポックGPを開催して
います。
最近は掛川サーキットに家族づれで参加している光景をよく見かけます。また耐久レースでは職場の仲間でチームを作り、RCの
経験が無い人もメンバーに加わって楽しく参戦しています。あなたもぜひレースに挑戦してみてください。
END
初めてRCカーを作る方のご相談を、店頭にてお受けいたしております。
有限会社トイフル エポック このページの先頭へ